沢登りへ行く!学童の川遊び実践紹介

沢登り って知っていますか?

私は知りませんでしたが、外遊びに詳しい支援員の発案で子どもたちと沢登りを体験しました。
その時の保育の実践と沢登りをする際の注意点、その他の川遊びなどをまとめたいと思います!

沢登りに行ってきました!

私の勤めている学童が重んじているのは「子どもの主体性」です。
子どもたちが自らやりたいと思ったことに挑戦したり遊んだりできる環境を作って、子どもたちが中心となって学童の取り組みなどを計画・実行していけるように努めています。

そのためには、まず遊びを知り自分たちで遊べるようにならないといけません。
今では、遊びの種類も豊富で、子どもたちがどんどん発案して取り組みが決まっていくようになりましたが、支援員が一緒に遊びながら遊びを教えていく時期がありました。

その一環で、夏休みに”沢登り”を計画し、体験したい子を募って行ってきました。これが沢登りを行った簡単な経緯です。

学童付近の川

夏休みには、学童から歩いていける距離にある川で遊ぶことが多いです。沢登りもその川へ行きました。

私は沢登りを知らなかったのですが、簡単に説明すると川の上流に向かって歩くだけ!です(笑)

参加する子どもたちは水着とマリンシューズを着用し、水筒を持って川へ向かいました。

川
川に集まる子どもたち

さあ、初めての沢登りがスタートです!

参加したのは20人ほどで、2年生~6年生の子どもたちが参加しました。

先頭の子どもに続いて行列になって進んでいきます。

川を歩く子どもたち
川で転ぶ子ども

歩き始めて分かったことですが、沢登りの後ろの方は濁って足元が見えません(笑)
川の底は、石がゴロゴロしているため結構転ぶ子もいました💦

後ろの方は高学年だったので慎重に進んでいけましたが、低学年だったら大変だったと思います。

 

普段、川で遊ぶことが多いですが上流へは行ったことがありませんでした。今回、初めて沢登りに参加して「こんな場所があったんだ」とびっくりしました。

少し登っていくと、滝のような所があったり、

川を登る子ども

もっと進んでいくと、ゴロゴロした石が転がっていたり

ゴロゴロした川の石

深くなっているところがあったり

泳ぐ子ども

開けた場所があり、きれいなトンボが飛んでいたり

川で休憩する子どもたち
川の上流の開けた空間

沢登りのおかげで、これまで見たことのない景色を見ることができました!
弁当を持ってここで食べれたらよかったのに・・・(笑)

景色も良くて、こんな場所があったんだと感動しましたが、後ろの方の子どもたちはそれどころじゃなかったみたいです(笑)

最初にも言ったように、後ろの方は濁りがすごくて足元が分からないため、転ぶ転ぶ。上流になるにつれて石もゴロゴロしていますので、かなり歩きづらいです。私も転びました💦

「杖が必要だ」と杖になりそうな棒を見つけて進んでいきました(笑)

川で杖をつきながら歩く子ども
川の上流を歩く子どもたち

上流に到着し、これ以上進めないところで沢登りは終了しました。最終的にはダムに続いていることがわかりました。

沢登りを実際に体験して、普段遊んでいる川の上流にはダムがあるということを知り、そこまでの道のりも様々な景色があることに気づきました。地図を見ればダムがあることは分かりますが、実際に体験しながら知ったり気づいたりする経験は、子どもたちにとってはかなり貴重なのかもしれません。

沢登りのメリット

・川で泳ぐだけに比べると溺れるなどの事故が起きにくい。
・地域を深く知ることができる。
・子ども同士で手を取り合ったり助けようとしたりする姿が見られる。
・新しい発見が多い。(場所、生き物など)
川遊びは、重大な事故に繋がる可能性が高いため、かなり慎重に行っていますが、溺れるなどが起きないためにも、目的を持って川に行く事を常々、支援員同士でも子どもたちにも話しています。
その点では、沢登りは泳ぐなどに比べて重大なケガや事故の危険性は低いのではないでしょうか。
また、他の遊びと違って場所が変わっていくため、新しい発見が多いです。散歩と同じく道中で見つけたものや生き物などの自然に触れる経験は貴重だと思います。

沢登りのデメリット

・川が濁るため、転倒や水中で怪我する恐れがある。
・川沿いのため、ヘビ(マムシ)に噛まれる危険性がある。
・ケガや事故が起きた時、救助の応援に行きにくい。
・一度登り始めたら、戻ることが難しい。

重大な事故の可能性が低いとは言っても、危険はあります。転倒で打ちどころによっては、大きなケガに繋がるかもしれません。
また、川沿いにはヘビがいるため毒蛇に噛まれた時の対処法などを事前に知っておくことや、気をつけることなど対策は必要だと思います。そして、川を登ってくるため、救助が難しいことやケガした子を連れて引き返すのも難しいです。

学年を考慮したり、人数を少なくしたり、事前に下見に行ったり、ケガや事故への対処方法など事前準備はしっかりやっておきましょう。

他の川遊び

沢登り以外の遊びでは、泳いだり、すいか割をしたり、生き物探しや水切り、釣りなど夏休みは川に行く事が多いです。

危険を伴うため、職員間で決まり事を作り子どもたちにも、川の危険性を伝え慎重に川遊びをしています。こうした準備や対策をしっかりやった上であれば、川遊びなら熱中症対策としても有効で、子どもたちの満足度も高まること間違いなしです。夏休みは暑さでなかなか外に出られませんから💦

川遊びについてまとめた記事がありますので、よかったらそちらも読んでみてください!

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まとめ

沢登りについての保育実践をまとめてみました。
私も初めての経験でしたが、子どもにとっても大人にとっても楽しく貴重な体験だったと感じています。

もし、次回があれば事前に下見に行く事や人数制限をするなど改善点も見つかったので、もっと良い保育実践になるはずです。

今年の夏は7月からすごい暑さで、外遊びなんてできませんよね。川で涼みながら子どもたちが発散できて、「楽しい夏休みだった」と言われるように、工夫していきたいと思います!