ポップコーンの栽培に挑戦【学童保育実践】

ポップコーンの栽培に挑戦します!

今回の記事は現在進行形の話で、学童の子どもたちがポップコーンの栽培に挑戦し始めた段階の話です。
普段から学童保育で植物の栽培には取り組んでいますが、ポップコーンの栽培は初めて。

ポップコーンを自分たちで作るなんて、すごく面白そうじゃないですか??

ポップコーンの栽培【経緯】

まずは、なぜポップコーンの栽培に取り組むことになったのかの経緯ですが、結論から言うと大人が面白そうだと思ったからです!

ただ、私の勤めている学童では普段からクエストに取り組んでいますので、大人のアイデアであっても子どもたちが自発的に参加し取り組んでいく仕組みができています。大人が提案し、準備したものに参加させるのではありません。

子どもの主体性、自主性、思考力、行動力、協同性などを育むことを目的とした取り組みになってますので、ぜひクエストの記事からお読みいただけると、面白さが伝わると思います。

関連記事

「子ども主体の保育」や「子どもの主体性」など日本の乳幼児教育が見直されつつありますね。 「海外に比べると日本教育はかなり遅れている」このことを知ったのは、保育士1年目の時。 私は、恵まれたことに最初に入社した保育園で、恩師に出会[…]

室の高い学童 子どもの主体性を重視した保育

 

新年度に向けて、環境構成について職員間でアイデアを出していると、園庭環境が課題に上がりました。
現在の園庭の使い方は、焚火場、砂場、木工製作があるくらいで、スペースが余っています。

スペースが余っていることで、子どもたちは走り回りますよね。そして、縄跳びや独楽回しなどの遊びと鬼ごっこなどの遊びが混雑しトラブルが発生することもしばしば。
隣の小学校のグランドで走り回るような遊びを集中し、学童の園庭は走り回る遊び以外のもので充実させようという話になりました。

そこで、空いたスペースを使って年中栽培に取り組んでみてはどうだろうか?
ポップコーン作れたら、面白いのではないか?

という流れで取り組むことにしました。

 

ポップコーンの栽培は畑が必要?

最初の課題は、畑をどうするかでした。
園庭に畑を作るにしても、材料も足りず資金も足りません。

プランターはどうだろうか?と考えましたが、トウモロコシの栽培には深さがいるようで、新しいプランターを買うのも断念。

色々と検索しながら見つけたのがコンテナ栽培でした。

まずは、コンテナ栽培でやってみて、徐々に畑や花壇のスペースを作っていく予定です。

 

ポップコーンの栽培準備

さて、方向性が決まりましたので必要な物の準備です。

コンテナと畑の土、肥料、スコップ、ポップコーンの種などを集めます。
子どもたちには、クエストの掲示で参加者を募りました。自分でポップコーンを作っていっぱい食べよう!という掲示ですぐにメンバーは集まりました。

さっそく、ポップコーンの栽培準備に取り掛かります。

ポップコーンの栽培準備

コンテナに栽培用の土と、肥料などを混ぜて入れます。

ポップコーンの栽培用看板

看板も作ってくれています。

ポップコーンの栽培畑

 

発芽実験

準備が整いましたが、本当に目がでるのか?心配な意見があがりました。4月に入ってから種まきをする予定ですが、それまでに芽がでるのか実験してみることに。たしかに、私たち大人も詳しくはないので気になります。

発芽実験

 

現在、実験を開始して3日目ですが‥‥‥

ポップコーン栽培発芽

 

発芽してきました!
発芽を確認して、苗作りに入ります。この日は雨でしたが傘をさしてでもやる!とのことで取り組んでくれます。

苗作り開始
苗作りマット

さて、芽は出てきてくれるのでしょうか。

 

種植え

ポップコーンの種を植える子ども
ポップコーンの種を植える女の子

発芽するのを確認し、いざ植え付けです。
種を傷つけないように慎重に作業します。どうかしっかり育ってほしいです(._.)

1週間後‥‥。

ポップコーン発芽

ちゃんと育ってきました‼‼‼

そして、、

ぐんぐん育っていきます。

発芽して1か月後くらいはこんな感じです。

30㎝~40㎝くらいでしょうか。

そして、1カ月半~2カ月後くらいにはこんな感じになります。

ポップコーン栽培2カ月くらい

すごく大きくなりました。
子どもの背丈よりも大きいです。

このてっぺんの穂から花粉が出て、受粉します。
農家さんから聞いてたのですが、穂を切り取り、花粉を実から伸びている紐のようなところにポンポンと振りかけると良いみたいです。

1本の苗から2つの実がなるみたいですが、下の方の実を早めに取ることで大きなコーンができるそう。今回は、下の方の実はそのままにしました。

日に日に少しずつですが、実が膨らんでいきます。

 

ポップコーンの栽培 【収穫】

いつ収穫すればいいのか分からなかったのですが、調べてみると枯れるまで放置で良いみたいです。
ただ、子どもたちが早く収穫したくてウズウズしていたことと、台風のことを考えて早めに収穫することにしました。

今回収穫したのは、葉が枯れ始めて実を包んでいる葉も茶色くなっている頃。

ポップコーン収穫

 

ポップコーンを収穫する子どもたち

子どもが並んでみるとポップコーンの背丈の高さが分かりますね。

収穫は実を左右に傾けると簡単に獲れました!

収穫中のポップコーン

収穫中の子どもたちはほんとに楽しそうでした!
というか、私自身楽しかったです。

そして、収穫が終わると乾燥させるために皮を剥ぎます。

ポップコーン栽培皮剥ぎ

きれいにコーンの粒が並んでいます。
受粉が上手くいかないと、きれいに実がつかずポツポツ間が空くそうです。

今回は結構上手くいったのかもしれません。

 

ポップコーン栽培【乾燥】

ここからは、十分に乾燥させなくてはいけません。
雨の当たらない風通しの良いところに干す必要があるみたいです。

どこに干す?どうやって干す?と子どもたちと話ながら作業を進めました。

乾燥させているポップコーン

収穫して、乾燥をさせ始めたのが7月12日。
苗を植えたのが4月の頭なのでちょうど3カ月くらいで収穫したことになります。

ポップコーン栽培【脱穀】

8月18日。乾燥期間37日間。

脱穀というのか分かりませんが、ポップコーンの粒をとります。

ポップコーンを脱穀する子どもたち
ポップコーンを脱穀する子どもたち2

脱穀して取れたポップコーン

これだけのポップコーンが取れました。

こんなに上手くできるのなら、もっと植えればよかったです…。

「ほんとにポップコーンになると?」

「試しにやってみたい」

と脱穀中にそんな話になりました。そこで少量試してみることに。

ポップコーンを炒める子どもたち

すごく興味津々な様子でした。

弱火で炒め初めて5分くらい。1つ弾け跳ぶと一斉にポンポンなり始めました。

ポップコーンを食べる子どもたち

順番に試食することになり、学童中の子どもたちが集まってきます。
そして長い行列ができて1粒ずつ食べてました。

「うまっ」「やばい」

と良いリアクションを見せてくれて面白かったです。

残っているポップコーンは、夏休みの最後にある学童出店で販売することになりました。

 

ポップコーンの栽培を始めた時は、ここまで上手くいくとは思っていませんでしたが、子どもたちにとっても大人にとってもすごく貴重な体験ができたと思います。

この体験をもとに、来年子どもたちからポップコーンの栽培案が出てくれると嬉しいです。