手作りポテチに学童の子どもたちが挑戦しました!
大人にとっては「ジャガイモを薄くスライスして揚げればできる」とすぐにイメージできると思いますが、子どもたちにとっては違います。
そもそも、ジャガイモがポテトチップスの原料だということもリンクしていないかもしれません。
学童の園庭では沢山の野菜を栽培していますが、ジャガイモは今回が初めてでした。それをキッカケに手作りポテチへの挑戦が始まる経緯と子どもたちの様子を紹介していきます。
手作りポテチまでの道のり
2026年1月。ブロッコリーを植えていた畑が空くということで、次は何を植えるか?という会話が始まります。
いつも色んな子に「次なに植える?」と聞いていますが、意外にも「玉ねぎ」「ナス」「トマト」「ピーマン」などが多いです。そして、栽培をするようになって気づきましたが、「自分たちで育てたものはおいしい」「本当は嫌いだけどおいしい」と言いながらぼりぼり食べます。
今回も、そんな会話からジャガイモの栽培がスタートしていきました。
以前から、ブロッコリーやポップコーン、スナップエンドウなど自分たちで栽培したものを園庭で調理して食べていましたが、「ポテトチップス作りたい」という意見は多かったです。でも、ポテトチップスはジャガイモが原料だということは知らない子が多く、高学年が教えてくれていました。
早速、ジャガイモを植えるための準備が始まります。
ジャガイモの栽培については、今回は省略します。YouTubeに上げているので、栽培や収穫の様子はそちらをご覧ください。
手作りポテチに挑戦!
2026年6月29日(土)中学年の女の子たちが「いまから試しにポテチつくろうよ」と言い出して始まりました。
しかし、今年から学童の保護者の方に、園庭で採れた野菜を販売しており、ジャガイモはどんどん売れて残り少なくなっています。まずは、学童支援員にポテチを作るためにジャガイモを使っていいか交渉しなくてはいけません。
すると、販売用とは別に子どもたちが食べる分はちゃんと残してくれているようで、すんなりOKがもらえました。
今回は上手にできるかどうかも分からないので、3個だけ使うみたいです。
いざ、調理を始めようとキッチンに立ちましたが、「作り方、分からん…」
すると、近くで絵を書いていた高学年が「調べたらいいじゃん」と作り方を検索してくれました。
「まずは洗って、皮を剥いて、薄くスライスして、水につけて、油で揚げる」と調べてくれた情報をもとに作業を進めます。

初めてのピーラーは見てるこっちがヒヤヒヤです。でも、持ち方や力の入れ方など注意点を伝えると、手こずりながらも最後までやり遂げることができました。

次にスライスする道具がなかったので、包丁で薄く切っていきます。薄く切るのは難しかったようで、すごく集中していました。
「切ったら、水につけとくんだよ」と高学年からアドバイスをもらい水にさらしていきます。

「濁りがなくなったらOK」「そうそう、それくらい!あとは水をよく拭いて」と高学年が指示を出してくれて子どもたちだけで進めていきます。

キッチンペーパーの上に一枚ずつ並べていき丁寧に拭いていました。

「油はね~2㎝くらいの深さ」
「温度が150℃くらいで、箸を入れてたら分かるみたい」
高学年の子は、もう自分の遊びを切り上げて手作りポテチを見守ってくれています。中学年のペースに合わせながら、要所要所でアドバイスしてくれるのは偉いですよね。

油料理は初めてだったので、恐る恐る慎重にジャガイモを入れます。
「5分くらいって書いてあるけどもういいんじゃない?」
思ったよりも早く焦げ目がついてきたため、早めに取り出すことにしたようです。

油から取り出す人、並べる人と分担しながら、また、1枚1枚キッチンペーパーの上に並べていきます。

「紙袋に入れて、塩をかけて振る」という工程は、紙袋がなかったのでビニール袋を代用しました。
最後に皿に盛りつけて完成です。
実食タイム
良い匂いを嗅ぎつけて、完成する頃には他の子たちが集まっていました。
集まった子たちにも分けてあげて、初めての手作りポテチを食べます。

「おいし~」「やば!うま!」
やっぱり自分たちで作ったポテチは格別だったようです。学童支援員にもちょうどお迎えに来た保護者にも配って感想を聞いていました。
「これ、夏祭りの時の出店にできるっちゃ」
昨年は、畑で採れたポップコーンがきっかけで、学童夏祭りにポップコーン屋さんが出店されました。もしかすると、今年はポップコーンに加えて、ポテチ屋さんも立ち並ぶかもしれません。楽しみです。

片付けが終わり、次はもっとおいしい手作りポテチを作るために反省点を書き出しています。
今回は突発的に始まったこともあり、スライサーや油料理ようの道具、紙袋など足りないものが多かったです。

次回は、道具を揃えて、もっと薄く切り、もっと長い時間揚げ、塩を少なめにします。
後日聞いた話ですが、今回手作りポテチに挑戦した子たちは、家でも挑戦したみたいです。
「家にスライサーがあって、めっちゃ薄く切れたよ」
と、お互いに情報共有していました。
学童で採れたジャガイモをキッカケに、すごく貴重な体験ができたと思います。ポテトチップスの作り方を知れたことや、料理を体験したこと、役割分担をしながら協力したこと、振り返り再度挑戦したことなど。子どもにとっての学びがつまったエピソードでした。
私たち支援員が目指している、「遊びの中にも学びを」が実現された瞬間であり、こうした体験を生むための環境作りや工夫が報われた瞬間です。
おわり