ポイ捨てを無くしたい。
学童の子どもたちがポイ捨てを無くすために動き出しました。
学童支援員が企画したわけではなく、子どもたちが発案し、計画と準備を行い取り組みます。素敵ですよね。
そんな子どもたちの様子や取り組みが始まった経緯を紹介します。
ポイ捨てを発見…
夏休みに入ってすぐに、リクエストに川遊びが入っていました。
リクエストとは、子どもたちがやりたいことを提案できる仕組みのことです。リクエストについては詳しくまとめた記事があるのでそちらを読んでいただけると嬉しいです。
子ども主体という言葉をよく耳にします。 「子ども主体の保育」「子どもの主体性を引き出す」など。 言葉のニュアンスから、子どもが自ら取り組むことが大事なのかな?となんとなく理解できます。 しかし、いざ保育に落とし込もうと実践して[…]
リクエストが通り、いざ川遊びに出発しました。
学童から500mくらい歩いたところに四戸ノ川という川が流れています。普段から生き物探しやスイカ割り、水切りなどで使わせてもらっており、学童の遊びの選択肢としても非常にありがたい所です。
四戸ノ川に到着すると、びっくりしました‥‥。ポテトチップスやコンビニ弁当、ペットボトル、空き缶、ビニール袋などのゴミが散乱した状態でした。
すべて拾い集め綺麗になりましたが、すごくショックな出来事です。というのも、4~5年前は四戸ノ川で泳いだりする人はいませんでしたが、学童が使わせてもらうようになり、少しずつ利用する人が増えた経緯があります。おそらく学童の子どもや保護者伝いで話が広がっていったのだと思いますが、その結果、四戸ノ川が汚されることになってしまったのです。すごく嫌な気持ちになりましたが、地域住民の方は私以上に嫌な気持ちだったに違いありません。
ポイ捨てをしない人、ゴミを拾える人
次の日、朝のお集まりで子どもたちに昨日の四戸ノ川のポイ捨ての現状を説明しました。学童でも、送迎バスの中にゴミを捨てることや、園庭に玩具を放置すること、おやつのゴミが床に落ちていることなど度々、話題になります。
その度に、他の人のことを考えることや見て見ぬふりをしないで欲しいことを伝えてきましたが、今回も同じです。
みんなが使わせてもらっている四戸ノ川が汚されてどう思うか?近くに住んでいる人たちはどう思うか?ゴミが捨てられていたらみんなはどうするか?問いかけました。
みんな静かに聞いてくれており、四戸ノ川が汚されているという事実は学童の子どもたちにとっても嫌だったようです。
この日のお集まりはこれで終わりました。子どもたちが動き出すキッカケになったのはこの後の送迎バスに乗っている時です。
ポイ捨てだらけ。
その日の夕方、送迎バスでの帰り道にある子が言いました。
「道路にもポイ捨てしてある」
「ほんとだ、ここにもある」
「学校に行く途中にもポイ捨てしてあるばい」
「○○らへんがいつも汚い」
「先生、バスで拾いに行ける?」
「ん~どうやろう、確認してみらんと分からん」
こんな感じの会話がバスの中でありました。そして、数日後、リクエストに「ゴミ拾いに行きたい」が出ていました。メンバーも、持参するものも記入してあります。リクエストに対して学童支援員からは「ゴミ拾いは良いと思うけど、まずは学童の園庭や学童周辺がきれいじゃないと、バスで遠くのゴミ拾いをするのはどうだろう」と返答しました。
こうして、まずは学童の園庭や学童周辺の拾いをすることが決まりました。決行日は、8月10日の朝10:00からです。
ゴミ拾い当日
ゴミ拾いを行うメンバーは、やる気に満ち溢れています。
ゴミ袋、軍手、帽子、トングを持参し、どのルートを回るか作戦会議もしていました。

今回のルートは、学童の園庭から三輪神社に向かい、山道の散歩コースを通り、保育園、四戸ノ川、小学校グランドの順に回っていきます。頼りになる子ばかりだったので、私は動画撮影に専念しました。


そんな大きな袋いらないだろう…
と思っていましたが、思ったより多くのゴミが落ちています…。
普段は、ゴミが落ちていることに気づかずに通り過ぎているのでしょう…。
今回のゴミ拾いは暑さが心配でした。そのため、通り道の保育園で涼ませてもらい、その時に事務長先生ともお話しました。
「今度、学童のバスでゴミ拾いに行ってもいいですか?」
今後、学童から離れた地区のゴミを拾いに行きたい旨を伝えると許可していただきました。
子どもたち的には、自宅から小学校までの通学路や公園、送迎バスから見える国道沿いのゴミ拾いをすることが1番の目的のようです。
正式に許可をもらったので、近いうちにリクエストが入ってくるのだろうと思います。

全員の拾ったゴミを合わせると45リットル用のゴミ袋がいっぱいになるくらいの量が集まりました。
ビニールや空き缶、ペットボトルが多く、山道の道路沿いに落ちていることが多かったように思います。
今回は、ポイ捨てを見かけたことをキッカケに、子どもたちが自らゴミ拾いを計画し、行動を起こしました。
素晴らしい取り組みだと思いますし、こうした取り組みが広がっていくことは子どもたちにとっても地域にとっても良いことだと思います。
今後も第2回、3回と継続していくことが楽しみです。
↓学童のYouTubeです。今回のゴミ拾いの様子も動画にしていますのでよかったら見ていただけると嬉しいです。
終わり