仕事ができる人がやっている「キャパ把握」保育士目線で解説①の【続編】です。
最初から読んでない方は、☝のリンクからお願いします。
仕事ができる人になるためのコツについて、これまでに出会った仕事ができる人から聞いたことや経験の中で気づいたことなどをまとめていきます。
保育の技術的な内容ではありませんが、結果的には保育技術にも影響し保育の質が高まることにも繋がるはずです。
仕事ができる人は⑤そもそも(根拠)を考える
「そもそも」という言葉は、仕事ができる人たちに囲まれ、学んでるうちに使うようになっていました。
「そもそもの考え方」と呼んでいますが、これはかなり重要だと思っています。保育に限らずあらゆる仕事で、この考え方ができるかどうかで、かなり大きな差が生まれると思っています。
ちょっと堅苦しく感じるかもしれませんが、「そもそもなんで?」「そもそもなんのために?」と自分の行動の根拠を探ってみてください。
意外と、「根拠がない」状態でやってることが多いと思います。
保育園であった事例~そもそもなんのため?
実際にあった例を1つ挙げると、保育園で月に1回、避難訓練を実施しており、避難訓練の流れは子どもたちも職員みんなも理解してしみついています。避難した後、クラスの子どもの人数を数えて避難訓練の担当の先生に報告する。という一連の流れがあったのですが、「○○クラス10人です」と避難訓練の担当の先生に報告したところで、避難訓練の担当の先生は、○○クラスの子どもが今、何人登園しているのか把握できていませんでした。
ここでそもそもなんのために、避難訓練の担当の先生に報告するのか?と考えると、子どもが全員避難できているかどうかの最終確認をするためです。
ということは、避難訓練の係りの先生は、各クラスの現在の子どもの人数を把握しておくか、確認できる何かがないと意味がありません。
そこで、保育日誌や出席簿、登降園時の出欠確認なども見直しました。ICT化により子どもの登降園はアプリで管理できるようにしていますので、アプリへの入力を徹底することと、避難時には担当の先生の携帯でアプリにログインし、現在の各クラスの人数と実際に避難した子どもの人数を照らし合わせるようにしました。
こうした「そもそもなんのために?」と考えるようになると、根拠をもとに行動するようになるため、失敗したり方向性がブレたりしないようになります。また、根拠を持って発言や提案した時には、周りに賛成してもらいやすくなり意見が通りやすいです。
私は、できている自信はありませんが、仕事ができる先輩たちを見たり、直接聞いたりして学ばせてもらった部分で、非常にためになっています。
仕事ができる人は⑥周りと協力できる
「協力」と言うと、誰かと一緒に取り組むことができるというイメージが湧きますが、周りを頼ることができたり、周りに仕事を振ることができたりすることだと思ってください。
1人よりも数人で取り組んだ方が、良いアイデアが出て、取り組みも早く進みます。
私が学ばせてもらったことは、1人で考えを絞り出すより、他人に助言を求めたり得意な人に任せたりすることができることが重要だということです。
助言の求め方は、会話の中でも本を読むことでも、YouTubeで検索するのでも構いません。私が仕事ができる人だと思った人は、本を読まれていたり、普段から他者の意見を尊重し、自分にインプットしている人が多いです。
また、常に誰かを頼ってばかりではなく、誰かに協力を求められた時に手伝ったり、得意な分野は請け負ったりすることで、いざ自分が頼りたい時に手伝ってもらえることに繋がります。
そして、仕事ができる人が口を揃えて言うのは、「真似する」ことの大切さです。
とにかく、良いと思ったことは真似することで、自分の蓄えになっていきます。
仕事ができる人は⑦柔軟な考え方ができる
先ほどの周りを頼るという話に重なってきますが、人の意見を聞いて良い!と思えば、取り入れる柔軟性が大事です。
年下であっても、嫌いな人であっても、他者の意見に耳を傾け、良いことは取り込んでいける人が仕事ができる人の特徴だと思います。
また、常識や固定概念にとらわれ過ぎないことも重要です。これは、「そもそもの考え方」とも似ていますね。「そもそも○○が目的なら、今までやったことないけど、そのアイデア良いじゃん!」と新しい発想や提案を受け入れることが出来ると自身のスキルアップにつながります。
仕事ができる人からの教えでは、こうした柔軟な考え方ができるようになるには、自分以外の考え方ややり方を知ることが重要だそうです。
そのため、本を読むことや話を聞いたりすることを心掛けているそうで、SNSでも有名人をフォローし、その人の考え方を学んでいると言っていました。
私は、本を読むことが大の苦手でしたが、何冊か読んでいるうちに克服できました。
まとめ
2,自分がやるべきことを把握する
3,どれくらい時間がかかるか予測し、見通しを持つ
4,物事の優先順位を意識する
5,そもそもの考え方ができ、根拠を大事にする
6,周りを頼り、周りと協力しながら取り組む
7,「真似する」ことができる
8,他者の考えを受け入れ柔軟な考え方ができる