ピアノができない!とお悩みの方、ピアノ初心者の方に向けた記事です。
この記事を読むとピアノに対しての抵抗がなくなると思いますので、ぜひ読んでください!
私も、楽譜を見てすぐには弾けませんが、ピアノを使って沢山の歌を子どもたちと楽しんでいます。
保育士=ピアノが弾けるは時代遅れの考え方なので、ひとまず安心してください。
私なりの、ピアノとの向き合い方と超簡単なピアノのコツをお伝えします。
ピアノは上手に弾く必要はない。
多くの保育養成校で、ピアノの授業が必須科目になっています。
必須科目なのに、「ピアノが不安、上手に弾けない」と焦っていたり、不安に思ったりしているかもしれませんが、保育に必要なのはピアノが上手に弾けることではありません。
保育現場で気づくことだとは思いますが、大切なのは、止まらないことです。
間違えても良いので、止まらないことを意識して弾きましょう。
ピアノは楽譜通りに弾かなくていい。
保育中のピアノの役目は、子どもたちの歌の伴奏です。
ピアノ伴奏があるから、歌い出しを揃えて歌うことができたり、リズムをとって歌うことができます。
難しい曲を楽譜通りに弾こうとするよりも、「さん、はい!」と歌い出しを揃える合図をしたり、リズムが取れるように手を叩いたり、子どもたちの歌が成り立つことが大切です。
そして、ピアノの難しさは、両手で別々の音符を弾くところにあります。
右手は、子どもたちが歌うメロディー部分を弾くことが多く、
左手は、曲のテンポやリズム、曲全体の音の高さなど曲を進行するのが主な役割です。
どちらか片手だけでも、歌は成り立つので無理をして両手で弾くことはないんです。
簡単に両手で弾く方法
両手で弾きたいけど、左手をつけると上手に弾けない…。
そんな人におすすめなのが、コード弾きです。
検索で、「○○(曲名)コード」と入力すると、ほとんどの曲が出てきます。
コード弾きをいったん覚えてしまうと、びっくりするくらい、色んな曲が弾けてしまうので絶対やってほしいです。
コードとは、楽譜に「C」「G」「D」「Am」など英語の文字をコードといいます。
「C」=ド、「D」=レ、「E」=ミ、「F」=ファ、「G」=ソ、「A」=ラ、「B」=シ
と私たちが慣れ親しんでいる、ドレミファソラシドを別標記したものです。
「C」と書かれているところは、左手の「ド」を弾くと、両手弾きになってしまうのです。
リズムに合わせて1回でも良いし、2回、4回でもコード音の弾き方は自分で調整してみてください。
コード弾きを覚える手順
効率の良いコード弾きの覚え方を紹介します。
最初に覚えるコードは4つだけ!
※G7やD7など「7」や「m」などは気にせず、「G」「D」を弾きます。
これだけで、童謡や行事で出てくる歌ほとんど弾けるはずです‼
例えば、「あさのうた」「あなたのおなまえは」「せんせいとおともだち」
「おべんとうのうた」「おかえりのうた」「こいのぼり」「ぞうさん」「犬のおまわりさん」など。まだまだ沢山あります。
これだけで、楽譜通りに近づいてます!
その他のコードを少しずつ覚える!
新しい曲を弾くときに、知らないコードが出てくる時があります。
その時に1つ1つ覚えていくと良いです!新しいコードは、1本指で弾くと良いと思います。
「Am」や「D7」など出てくることがありますが、「Am」=「ラ」、「D7」=「レ」の1本弾きで全然OKです!
「m」や「7」は音の幅を広げる飾り付のようなもので、曲の雰囲気が少し変わります。
「m」がついているコードは、3本指の真ん中を半音下げるだけ。「7」は3本の指に1本付け足すといった感じです。
コードの弾き方をアレンジしてみる!
慣れてきたら、同時にコードを弾くのではなく順番に弾いてみると、ほぼ楽譜と同じになります。
例えば、「C」は「ド」「ソ」「ミ」「ソ」、「ド」「ソ」「ミ」「ソ」と弾く。
コードを弾く順番を色々試すと、より楽しくなってきます!
コード弾きを覚えるメリット
覚えるのが大変そうだと感じるかもしれませんが、同じコードばかりでてくるので、さくさく弾ける曲が増えるはずです!
まずは、指1本で弾ける曲を増やすと、楽しくなってきます‼
特に、右手はある程度楽譜を見ながら弾ける!という方にお勧めです。初見で弾ける曲が一気に増えますよ!
また、コードを覚えておくと、童謡だけでなくJポップや流行りの曲にも使えるので、さらにピアノが楽しくなるはずです。
子どもたちも大喜びで歌ってくれます。
ピアノが苦手でも、保育士になれます。
私は、楽譜を読むのが苦手で、ピアノから遠ざかっていました。
コードに出会ったことで、ピアノが楽しくなり、今では、流行りの曲をコードでアレンジしながら楽しむほどです。
もし、ピアノが苦手なことで、保育士を諦める人がいたら、本当にもったいないです。
ピアノを使わない保育園も多いですし、保育養成校でもピアノの授業は選択授業になってきています。
同じ悩みを抱えている方に、少しでも参考になればと思い書きました。