トカゲを探しに行きたい!
3月中旬。学童の低学年からリクエストがありました。
今回は、学童の保育実践の紹介記事です。
トカゲを探しに行きたい
まず、子どもたちからのリクエストについての説明です。
私たちの学童では、子どもの主体性を重視しています。「大人から指示をされて行動する姿」ではなく、「子どもが自ら考えて行動する姿」をいかに引き出せるか試行錯誤しながら環境と保育方法を考えてきました。
数年前は、一斉型で子どもからの意見はほとんどありません。
「どうせ○○できんとやろ」とネガティブな言葉ばかりでしたが、今では子どもからの意見で溢れています。

こんな感じです。
保育方法や子どもからの意見の出し方については別記事にまとめてます。良かったら読んでいただけると嬉しいです。
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トカゲ探し開始
さて、3月14日(土)トカゲ探し当日。
今回のメンバーはほとんど学童バスの利用者ですが、バスに乗ってきた時から楽しみにしている様子でした。
「あみ持ってきた?」
「まずどこから探しに行く?」
「トカゲ捕まえられるかな~」
会話を聞いているとワクワク感が伝わってきます。
10時に全体のお集まりで今日の活動の確認し、トカゲ探しに行くメンバー紹介が済みました。
いよいよ出発します。

まずは、行先の確認をして道具を用意します。
子どもたちの下調べ情報によると、トカゲは3月中は冬眠しているらしく、日当たりの良い石の下や土の中を確認するそうです。
三輪神社→舞岳城→保育園のルートで回ることに決定しましたが、全長5Kmほど。


学童側にある三輪神社を目指して歩き始めました。
途中、防火水槽がを覗くと金魚やメダカ、カエルを発見。
「でか!カエル!」
「どうする?捕まえる」
「トカゲ探しに来たとやろ?」
カエルを捕まえたいという気持ちを堪え、トカゲ探しを継続します。えらいです。

1つ目の目的地、三輪神社に到着です。
神社周辺の石や木の下を覗いて見ますが、トカゲは見つかりませんでした。


次の目的地、舞岳城を目指します。
途中、広い原っぱがあり調査することにしました。
バッタやアリ、クモなど他の虫は沢山見つかるのですが、トカゲにはなかなか出会えません。
石をひっくり返すとアリの巣かハサミムシ、ダンゴムシばかりです。


進んでいると、ワラビが沢山なっているのを発見しました。
「ワラビってなん?」
驚いたことに、子どもたちはワラビを知らないようです。
私たちが小学生の頃は、ワラビやフキ、ツワなどよく採りに行ってましたが、最近ではそんな体験も減ってきているのでしょうね…。今度、山菜や植物にも興味を持つような取り組みを考えてみます。

やっと舞岳城入口まで来ました。すでに1Kmは歩いてます。
そして、ここから本格的に山道に入っていきます。

山道では、クヌギを発見したり野鳥を発見したりしながら進んでいきます。
「今度クワガタ探しも来んばね~」
「景色きれい」
「あ、いい石!」
とか言いながら、トカゲ探しもちゃんとやります。
子どもたちは元気いっぱい進んでいくのですが、大人にとっては結構しんどいです。
息が上がってしゃべる余裕もなくなってきました(笑)

ようやく、舞岳城跡地に到着。
倒木や石など探す所は沢山ありましたが、目当てのトカゲは見つかりませんでした。
「すげ~ここ」
「お祈りしとこう」
「ここで弁当食べたい」
舞岳城跡地には、初めて来たみたいで各々感想を述べています。
どうやら、高学年たちがカブトムシやクワガタを獲りに行った話を聞いていて、舞岳城を目的地にしたみたいです。
今回の反省と今後の意気込み

今回は、トカゲを探すという目的は達成できませんでした。
しかし、沢山の生き物や植物を発見し子どもたちも満足している様子です。
「冬眠中のトカゲは探すのが難しかった。もう少し暖かくなってから捕まえよう!」
ということで意見が一致しました。
トカゲトラップを自分たちで作って準備しているそうなので、今度は舞岳城にトラップを仕掛けるそうです。
「トカゲトラップを仕掛けるリクエストを出す」と言ってました…。
これは、、、引率する大人が大変です…(笑)
トカゲ探し まとめ
今回は、学童の子どもたちが「トカゲを探したい」というリクエストを出して実際に探しに行く様子を紹介しました。
学童支援員の目線から見ると、自分たちで意見を出して、下調べや準備をして目的の為に行動するという一連の流れの中に、沢山の学びがあったはずです。結果的には見つけることはできませんでしたが、すでに次の目標も持っています。
子どもからの意見が出ることや、自分たちの意見を実現するために行動しようとすることを積み重ねていくことは、子どもたちの将来に必ず影響してくると思います。今回は、普段の保育の成果を感じられるような取り組みだったので記事にしました。
他にも野菜作りや音楽、作り物など、最近のリクエストは良い取り組みで溢れていますので、少しずつ記事にしていきます。
今後も沢山のリクエストが出て、子どもと支援員と一緒に学童保育を深めていけたらと思います。
おわり