保育園で米作り をやってみたい!と思っている方に向けて参考になれればと思いまとめてみました。
今年、近所の農家さんに頂いた稲を育ててみることに。
もちろん田んぼが園庭にあるわけではありません。どうやって育てよう?という段階からのスタートです。
実際に米作りに取り組んだ手順や気づいたことなどを紹介でしていきます。
保育園で米作り をやってみた!
早速、結果から。
見事、お米ができました!!
稲の苗を植えたのは6月21日で、収穫したのは10月16日です。およそ4カ月間でお米ができました。
始めての挑戦だったのでできるかどうか不安でしたが、なんとか子どもたちにもお米の成長を見せることができ、ホッとしています(笑)
保育園の園庭に田んぼはありません。そのため、バケツを使って栽培する方法に挑戦しました。
苗の植え付けを終えて、水やりをしながらホントに育つのか?水が暑すぎるのではないか?など大人も心配していましたが、意外と育つものですね(笑)
保育園で米作り【手順】
ここから具体的な手順を写真付きで紹介したいと思います。
1,苗の植え付け
先ほども書きましたが、園庭に田んぼがないためバケツを使って栽培しました。
そこでまずは、子どもたちのバケツと土を準備します。バケツは安いものを買って準備し、土は畑から持ってくることに。
バケツ運びは子どもたちも手伝ってくれて園庭の端の方に並べて設置しました。
大体バケツの6~7分目くらいに土を入れ、あとは水をバケツ一杯に入れます。これで準備は完了。
子どもたちと一緒に苗の植え付けを行いました。
2,水やり
定期的に水やりを行います。保育園ではお当番活動があるため、夕方になるとお当番さんのお仕事として水やりをすることにしました。とは言っても、夏の暑さで水やりに外に出るだけでも汗を書きます…。子どもたちも、チョロチョロっと水をあげて部屋に戻るので、大人が陰でしっかり水をあげていました(笑)
バケツの水がお湯風呂のように熱くなっていたので、夕方だけでなくたまに水をあげていましたが、タイミングも水の量もバラバラでした💦
3,水抜き
10月に入ってすぐくらいに水を抜きです。この工程については良く分かりませんが、2週間ほど時間をかけながら、土が見えて地割れするくらいまで行います。そして、一度水を抜いてしまってから、また水を入れたり抜いたりを繰り返すそうです。
4,収穫
10月16日。収穫の日です。稲の根本付近から切り取り収穫しました。
※手順については、私たちも良く分かりませんが近所の方や農家さんが、「まだ水を上げたほうが良い」「収穫まではまだ時間がかかる」などアドバイスしてくれるおかげでなんとかなりました(笑)
調べて見ると、水の深さの調整や、水を抜く工程、追肥など細かくあるそうです。
来年、挑戦する場合はもっとクオリティーが上がるように勉強して取り組んでみたいと思います。
米作りについては、調べてみると細かく手順を紹介してくれている記事もありますので、色々と見てみるといいかもしれません。
今回は、私たちの勉強不足でした(笑)来年に生かしたいと思います!
米が白ご飯になるまでを体験する
収穫したお米を稲から取る作業に入ります。
牛乳パックでやる方法など調べれば沢山でてきましたが、結果的に一番良かったのは定規でした。
子どもたちも一度覚えるとサクサク作業を進めて行きます。
そして、脱穀。これが難しかったです…。
すり鉢に入れて脱穀できるみたいなのですが、上手くいきません。
強すぎるとお米が砕けてしまったり、もみ殻が上手に剥がせなかったり‥‥。
子どもたちも1通り体験しましたが、結局近くの農家さんに助けを求めました(笑)
せっかくなので脱穀前と脱穀後、精米後の3種類のお米を用意して、子どもたちに見てもらうことに。
普段から当たり前に食べているお米ですが、これだけの工程を経て白ご飯になっていることを体験することはかなり貴重かもしれません。子どもたちにどれほど響いたかは分かりませんが、きっと良い体験になったのではないでしょうか。
保育園で作った米を食べてみよう!
クラスの先生が、子どもたちに「育てたお米をどうやって食べようか?」と投げかけてくれました。
子どもたちが話し合った結果、カレーに決定し、今現在カレーを作る段取りを計画中です。
カレー作りについては後日追加で紹介したいと思います。ひとまずここまで。
保育園で米作りをやってみて
今回、初めて 保育園で米作り をやってみましたが、実際にやってみると分かることが沢山あります。
1,意外とお米は育つ
2,子どもたちの興味も良い感じ
3,お米作りの手順は細かい
4,収穫後の手間がかかる
5,お米に虫や取りが集まる
6,園庭が彩る
7,意外と子どもが稲にイタズラをしたりしない
8,食事に良い影響が出る⁉(予想)
こんな感じでしょうか。個人的には、子どもたちの稲の成長や収穫後の作業など、子どもたちの関心度が高かったことが意外でした。自然と「大変だね」「食べたいね」などの言葉が出ていたことも嬉しく思います。
食育の一環として、稲を育てることは非常に良い取り組みだと感じました。
また、園庭の一部分に栽培しましたが、カエルやバッタ、トンボなどの昆虫が集まってくるため園庭での虫探しも充実したように感じます。 保育園で米作り をすることはメリットばかりかもしれませんね。