保育園の掲示物 NG例と効果的な掲示方法まとめ

保育園の掲示物は管理が行き届いていますか?
また、掲示した効果は発揮できていますか?

今回は、掲示物に焦点を当てて効果的な掲示方法をまとめます。

 

前回、保育園の安全対策について記事を書きましたが、保育園の掲示物にその園の危機管理体制が表れているそうです。
『ヤバっ…改善しよう』と思ったので、効果的な掲示方法について調べてみました。

保育園の掲示物と危機管理体制の関係が気になる方は、前回の記事から読んでみてください。

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保育園の掲示物【現状】

まず、保育園の掲示物は欠かせないものです。
職員で共有するためのもの、保護者に見てもらうための物、装飾、子どもの遊びの導入など。

特に、職員間で共通認識するために可視化する、子どもたちの遊びを広げるキッカケ作りをするという点は、重要なことだと思っています。『とにかく可視化!』という勢いで掲示物を増やしすぎて、新たな課題が生まれたというところでしょうか。

 

保育園の掲示物の具体例を挙げると、年間計画やシフト、保護者配布資料、業務分担表、カレンダー、発達チェック表、感染症マニュアル、子どもたちの書いた絵、動物の装飾物、手洗いうがいのポスターなど…。

動物の装飾は子どもたちが触るため破れかけてます。

未満児保育室掲示物
保育園の掲示物(以上児)
保育園の掲示物以上児クラス

掲示方法のコツ

1,掲示物を一か所にまとめる

保育園の掲示物が、あちこちに貼られている状態だと、見た目悪くなります。
また、同じジャンルの物はまとめて同じ場所に掲示したり、全体に周知したい内容は人目につく場所に掲示したりすることで、見る側が見つけやすく、意識の改善にも繋がりやすいです。

掲示物は、ただ貼られているだけでは無意味で、読む人の行動や意識の改善に繋がることで初めて効果が生まれます。

<NG例>
・同じ内容のものが、あちこちの部屋に貼ってある。
・全体に周知したいものがあちこちに貼ってある。
・貼る場所が無くなってくるため、重ねたりしている。

 

 

2,必要かつ具体的な情報を掲示する

全体に周知することが目的の掲示物が、読みにくかったり、理解するのに時間がかかったりすると逆効果です。
目についた時に理解しやすい掲示を心がけましょう。

また、業務の効率化や、トラブル防止のために作業手順や使用上の注意など必要な情報を具体的に掲示することが大事です。

<NG例>(意味がなくなってしまう掲示の仕方)
・『手洗いうがいをしよう!』ポスター

・『きれいに使おう!』ポスター
・時期がズレている掲示物(冬に熱中症注意など)

トイレ前のポスター

 

3,掲示した日付と責任者を記載する

掲示した日付を記入することで、いつの情報なのか?最新の情報なのか?が一目で確認できます。また、掲示した人の名前を入れることで掲示の意図や更新の依頼などもスムーズに行えるようになります。放置されている状態を防ぐことに繋がりますね。

 


4,劣化対策を施す

ラミネートをするだけで防水対策ができ、長持ちします。また、どれくらいの期間掲示するのかを考慮し、養生テープ、マスキングテープ、画鋲など道具の使い分けをしましょう。

粘着力が強く、付け剥がし可能なものもあるため、備品を揃えておくことも重要です。

 

ここに紹介した内容すべて、私の勤めている園でも課題だと感じました(笑)
あまり考えずにペタペタ貼ってしまっていたなと反省しています。

 

保育園の掲示物【まとめ】

1,掲示物を一か所にまとめる
2,必要かつ具体的な情報を掲示する
3,掲示した日付と責任者を記載する
4,劣化対策を施す

今回は、保育園の掲示物に着目して記事にしてみました。
参考にしているのは、企業内での効果的な掲示方法です。
保育園は、子どもが触ったり、子ども向けに作成したりと保育園ならではの問題もあります。
できる範囲で改善し保育園の環境が少しでも良くできるように取り組みたいです。