夏休みに川遊び!学童での遊び方7選!注意すべき点も紹介!

夏休みに川遊びを計画されている学童支援員の方、小学生を川に連れて行きたいと考えている保護者の方に向けた記事です。

小学生の夏休みは、非常に長く、そして暑い…(笑)そのため、室内で過ごすことが増え、子どもたちが「ひまい」「何かしたい」など言ってくることもしばしば…。「川で遊びたい」と言う子もいるかもしれません。

私の勤めている学童でも、夏休みに川遊びに行く事は多いですが、川遊びは危険が伴います。子どもたちが喜ぶため連れて行きたい気持ちもあるけど、慎重にならざるを得ないですよね。さらには、川遊びの仕方やどうやって子どもを見れば良いのかも把握しておく必要があります。

今回は、川遊びの仕方を実践付きで紹介します!また、川での注意点や子どもを見るポイントなどをまとめたいと思います!

夏休みに川遊びをさせるなら?おすすめな遊び方

川での遊び方を7つ、危険度付きで紹介します!(危険度とは、学童で複数の子どもを見ながら遊ばせる際のケガや事故に繋がる可能性です)

生き物探し(危険度★☆☆☆☆)

川遊びでは、生き物探しをすることがあります。川に限らず普段から虫などの生き物を探して、飼育したり写真を撮ったりして遊んでいますが、川でしか見つけられない生き物もいますね。例えば、川にいるトンボヤゴメダカドジョウエビなど。こうした生き物を探すことが目的です。生き物探しであれば、川に入らなくても可能ですし、くるぶしの高さの所だけなど限定すると危険もそれほどないと思います。

私の勤める学童でも、生き物探しとして川に行く事があります。時には、仕掛けを沈めて調査してみたり、モエビやイモリ、メダカなどの飼育をしてみたり、子どもたちも喜ぶためおすすめです。

川で生き物を探す子どもたち
生き物調査をする子ども

浮舟競争(危険度★☆☆☆☆)

夏休みに川遊びをする際に、安全な遊びとして葉っぱで作った船を流して競争するという遊び方です。葉っぱの大きさや形など様々な船を作ることができることと、自分が作った船が流れていく様子は子どもたちも楽しそうにしています。川には入らなくてもできるため比較的安全で低学年におすすめな遊び方です。木陰がある所だと水分補給をしながら熱中症対策もできるためベストですね。

私の勤める学童では、普段の遊びの時に船の作り方に触れていたので、川に流す時にスムーズでした!

水切り(危険度★☆☆☆☆)

水切りは、川に入らなくてもできるため安全な遊びと言えます。また、「上手になりたい」とハマって練習するため長い時間遊べるのも魅力的です。

ただ、投げる方向を決めたり、的を設定したりしないと投げた石が子どもに当たる可能性があるため、注意が必要です。
また、大きな石を投げ始めたり、水切りではなく遠くに投げたがったりする子が出始めるので、定期的に声掛けをしたり休憩を挟んだりすることが必要ですね。保育をされている方なら皆さん同じようにされていることだと思いますが(笑)

スイカ割り(危険度★☆☆☆☆)

え?スイカ割り?と思いましたか?(笑)私の勤める学童では、夏休みに川遊びに行くのは機会が多いです。川に足をつけたり、タオルに含ませた水を頭からかけたりすることで体を冷やすことができるため、熱中症対策にもなり長く遊ぶことができます。スイカ割りは、以前は園庭などでしていましたが、暑さが厳しく長時間外にいることができないため、「川でやろう!」という話に(笑)

多分、どこの学童さんでも、夏休みの熱中症対策は気を遣う部分でなかなか外で遊ぶ機会も少ないのではないでしょうか…。
熱中症のことを考えると、水分補給をしつつ、水を浴びながらでないと外で長時間は遊べません。

川でスイカ割りをする子ども
川でスイカ割りをする子ども

釣り(危険度★★★☆☆)

釣りは個人的にはかなりお勧めです。理由は、釣りをしたことがない子が多いため、学童で釣りを体験できることは、子どもにとっても保護者にとっても貴重だと思うからです。また、男の子でも女の子でも楽しむことができ、高学年にも人気です。

ただ、竿や糸や針を使うためひっかけたり、刺さったりなどの危険性もあるため事前準備と注意が必要です。

私の勤める学童で、釣り遊びをした時の実践記事がありますのでよかったら読んでみてください!必要な道具なども紹介しています!

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釣りをする子ども
釣りをする子ども

沢のぼり(危険度★★★☆☆)

以前、他の支援員さんの提案で沢登りをしたことがあります。私も初めてでしたが、子どもも大人も楽しめました。簡単に説明すると川を登っていくだけです(笑)楽しい反面、列になって進んでいくと、後ろの方は川が濁って足場が見えない状態で進むため転んだり、ぶつかったりと危険だと感じました💦また、川を登っていく途中で怪我をしたりした時に、引き返すことが難しいことも問題点だと言えます。

そのため、高学年に限定したり、少数で行ったりした方が良いかもしれません。また、事前に下見をして持ち物も確認が必要です。

川を歩く子どもたち
川を歩く子ども

泳ぎ(危険度★★★★★)

川遊びと言えば、やっぱり泳ぎたいですよね。子どもたちも泳ぎたがります。しかし、危険度で言うとこれまで紹介した中でもダントツで危険です。

足がつかないところで泳ぎたい気持ちも分かりますが、溺れた時に助けることができるのか?助けている間に他の所で溺れたらどうするか?救助した後の救急車の手配は?などあらゆる事前確認ができてようやく取り組める遊びではないでしょうか。

私の勤めている学童では、絶対に大人3人以上(川の中2人、監視1人)の配置、川の場所を学童支援員で確認しておく、子どもの人数制限など、かなり厳しいルールを作っています。子どもたちにも説明して納得してもらいました。

泳ぐ時には、浮き輪で浮かんでいたり、順番に泳いだり、水中にゴルフボールを沈めて拾ったりして遊んでいます。
バラバラに泳がれると見る範囲も広がるため工夫が必要です。

川で遊ぶ子どもたち
川で泳ぐ子どもたち

夏休みに川遊びをさせるメリットとデメリット

メリット

夏休みは、熱中症対策を考慮するとなかなか外で遊ぶのが難しいです。そのため、川で体を冷やしながら長時間遊べるのがメリットの1つと言えます。

また、川の冷たさや生き物など自然を感じられること自然に対する知識がつくことなどもメリットと言えますし、長い夏休みを乗り切るためにも、川で遊ぶ時間が作れると、子どもたちにとって楽しい夏休みになるかもしれません。

デメリット

説明するまでもないと思いますが、川遊びは危険を伴います。溺れる可能性、転ぶ可能性、滑る可能性、ヘビに噛まれる可能性など。川に行かなければ起こりえなかったケガや事故もあるかもしれません。子どもたちに体験させてあげたい気持ちも分かりますが、リスクを十分に考慮することが必須です。

夏休みに川遊びをさせる際の注意点

夏休みに川遊びをする際の注意点としては、ヘビや熱中症、滑らないようにする、転ばないようにする、溺れないようにするなどです。ヘビの種類を把握しておくことや対処方法の確認、こまめに水分補給をする、影のある場所を把握したり体を冷やすグッズを用意するなど準備しておくことが大事です。また、遊びにいく場所の下見を他の職員さんと一緒にしておくと緊急時の対応も連携が取れるはずです。

上記で少し説明しましたが、私の勤める学童でも川遊びの場所は、職員同士で共通理解しています。学童を出発する時には、行先、人数、引率する大人の携帯番号など確認をしています。また、川での大人の立ち位置と役割も細かく確認しており、ケガの手当ての仕方や休憩の間隔など細かく話し合って決めました。面倒かもしれませんが、学童で川遊びをさせるのならば、そこまでする必要があると思います。

夏休みに川遊びへ行く! まとめ

1,生き物探し(危険度★☆☆☆☆)

2,浮舟競争(危険度★☆☆☆☆)

3,水切り(危険度★☆☆☆☆)

4,スイカ割り(危険度★☆☆☆☆)

5,釣り(危険度★★★☆☆)

6,沢登り(危険度★★★☆☆)

7,泳ぎ(危険度★★★★★)

以上、学童での実践を踏まえて夏休みに川遊びに行く際の、遊び方と注意点などをまとめてみました。学童支援員の方や保護者の皆様に少しでも参考に慣れれば幸いです。