学童の水遊び と言ったら?どんなことが思いつくでしょうか。学童の夏休みは非常に長いため、子どもたちの遊びが充実していないとつまらない夏休みになってしまいます。
そこで、夏の暑さ対策でも有効な、水遊び系のアイデアを紹介してみようと思います!
学童の水遊び アイデア7選
2,色水遊び
3,水流遊び
4,ろ過装置作り
5,浮力遊び
6,ボート作り
7,水車・鹿威し作り
実際に学童の水遊び でやったことがある7つです。
水遊び=プールのような発想になりがちですが、小学生にもなると出来ることが多いので、水遊びで使うものを製作したり、水を使って実験してみたりすることもできますよね。
さらに、子ども発案の遊びであれば、かなり集中して取り組むため遊びも長続きします。
以前、筏を自力で作りたいと、夏休みの時間を使って黙々と作り続ける子がいました。子どもたちが、大人の指示を受けて取り組むよりも、子どもが自分で考えて、最後までやりきるような保育をすることも、楽しい夏休みになるために必要なことだと思っています。
それでは、学童の水遊びの様子や子ども発案の遊びについて少し紹介します!
子ども発案の水鉄砲大会!
子どもからの提案
ある日、子どもから「スプラトゥーンをリアルでやりたい」という意見がでました。
スプラトゥーンとはゲームの名前で、水鉄砲やローラーなどで色を塗り陣地を広げたり、相手にインクをかけ攻撃したりする対戦系のゲームです。
ゲームの世界と同じことをリアルでやりたい気持ちは確かに分かりますよね(笑)
そんな子どもの気持ちを汲み、実現するために子どもと大人とで一緒に考えて取り組みました。
子どもたちと一緒に協議して実験
どうしたら実現できるのか?子どもと一緒に考えます。「水鉄砲はみんな持ってるから持って来てもらえばいい」ということで、水鉄砲問題はすぐに解決しました。1番の問題点はインクです。ピンクや緑、赤などの色をどうやって演出するかですね…(笑)
これに関しては、子どもと協議しても解決できそうになかったので、大人の宿題に。
担当の支援員さんが色々と調べてくれて、水に着色する方法を探します。
色を付ければいいだけではなく、体に悪くないものを使う必要があり、最終的に「食紅」に決まりました。
そして、スプラトゥーンの対決なので勝ち負けを演出するために、当日は汚れても良い「白シャツ」を持ってくることに。色水で相手の白シャツをどれだけ汚せるかを競います(笑)
こんな感じで、最初は難しそうな提案でしたが1つ1つ問題点を解決し現実味が出てきました。
子どもたちが大会を企画
子どもたちには、当日の参加者を募ることや、参加者に持ってくる物やルールを伝えてもらいます。また、当日のタイムスケジュールなども考えてもらい、企画書も作ってくれました。
「スプラトゥーン大会参加者募集」が貼りだされて、集まったのは30名くらい。大会のルール説明や持ってくるものは、言い出しっぺが中心になって伝えてくれます。ゲームということもあり、ほとんどの子どもたちがスプラトゥーンを知っているため、当日を楽しみにしている子が多い様子でした。
スプラトゥーン大会当日
当日は、水着を来て色水を補充する用の大きな桶を用意して、ミストシャワーも設置して準備完了。
子どもたちもそれぞれ自慢の水鉄砲を持って来て、見せ合っていました(笑)
2チームに分かれて相手の白シャツに色を付けて、どちらがより汚すことができるかを競います。白シャツの汚れ方はうっすら色がつく程度でしたが、かなり盛り上がるイベントになりました。
水鉄砲大会は、毎年あっていますが昨年は、頭に金魚すくいのポイを付けて破れたら負けと言うルールで競いました。年々、新しいアイデアが生まれ子どもたちが主になって取り組みが充実してきています。今年の夏はどんな水鉄砲大会になるのか楽しみです!
学童の水遊び は科学的な視点が良い⁉
子ども発案の遊びを紹介しましたが、大人が発案した遊びでも子どもが”やってみたい”と思えることなら集中して取り組むため遊びが持続します。
大人が学童の水遊び を考える時に、おすすめなのは科学に触れる体験ができる遊びです。
ただ水で遊ぶよりも子どもが考えながら試行錯誤するような遊びへと繋げれると学びにもなりますね。
上記で紹介した、”色水”や”水の流れ”、”ろ過装置”、”浮力”、”ボート作り”、”水車”、”鹿威し”は科学的な遊びとも言えます。どうしてそうなるのだろう?と不思議に感じたり、しくみに興味を持っったりして、自分なりにやってみる。そこで失敗したり成功したりする体験が子どもの学びそのものです。
水遊びに限った話ではないですが、子どもたちが自らやろうとするようなキッカケを作り、大人はその子どもたちのサポートをしています。
こうした日々の積み重ねで、子どもたちの出来ることも増え、大人任せの保育から、子どもたちが自分たちで作り上げる保育へと変わっていきました。
学童の水遊び を考える際に、科学的な視点で見てみると面白いですよ!
学童の水遊び におすすめなアイテム紹介
最後に学童の水遊びにおすすめなアイテムを紹介します。
水遊びは、外でするため必ず熱中症対策が必要になりますよね…。水に触れるから大丈夫な分けではなく、注意しないといけないのは、頭や身体を冷やすことと水分補給です。
私の勤める学童では、学童支援員みんなで熱中症対策について話し合い基準を作っています。簡単に紹介すると、15分ごとに水分補給や体を冷やす時間を設けるなどです。
毎年、夏休み前には熱中症対策の確認をしたり必要な道具を用意したりして、子どもたちの安全にも注意をしています。
ミストシャワー ☜
ミストシャワーは屋外で遊ぶ場所に設置することでかなり涼しくなります。以前、ホームセンターなどで購入したことがありましたが、ミストの粒が大きく失敗したこともありました。昨年、アマゾンで購入したものが設置も簡単でミストの粒の大きさも勢いも良かったです。
氷嚢(ひょうのう) ☜
氷嚢は説明するまでもないと思いますが、氷をいれて冷やすことができます。以前は、保冷剤などを使う時もありましたが、直接皮膚に当てるのは良くないためタオルでくるんだりしていました。確実に氷嚢の方がいいです(笑)ケガの時にも活躍します!
ネッククーラー ☜
子どもたち1人1人にあるわけではありませんが、首回りを冷やすのは熱中症対策に非常に効果的です。私の勤める学童にあるわけではなく、個人的に持っています(笑)学童に余裕があればいくつか常備しておくと散歩などにも使えそうです。
日差し避けサンシェード ☜
学童の園庭に影がなく影を作るために色々と試行錯誤しました。紐で吊るしたりするため、軽いものを探して、寒冷紗を針で編んでみたりと…色々してきましたが上手くいかずに失敗。昨年は、ダメ元でアマゾンで購入してみましたが、これが軽くて丈夫で寒冷紗より断然良かったです。今は、保育園の方の園庭に使っています。
空調服 ☜
これは、完全に個人的なおすすめアイテムです。学童や保育園で草むしりやプライベートでも伐採や外仕事などが多いため購入しました。1度空調服を来て作業すると手放せなくなります(笑)夏は絶対空調服を着て作業したほうが、熱中症対策にも作業効率アップにも繋がります!
まとめ
2,色水遊び
3,水流遊び
4,ろ過装置作り
5,浮力遊び
6,ボート作り
7,水車・鹿威し作り
それでも子どもたちのために試行錯誤しながら取り組まれていることと思います。