保育士は感染症の知識が必要⁉覚えるべき要点まとめ

保育士は感染症の知識が必要です。
保育士として勤め始めた頃に突き当たる壁の1つと言ってもいいでしょう。

実際に私がそうでした‥‥。

多分、養成校で一通りの勉強はしたはずなのですが、保育士1年目の頃に感染症を必死に覚えた記憶があります。
知識と言っても、ウイルス名や症状などを完璧に網羅しないといけない訳ではありません。

今回は、保育士として働く上で最低限必要になる感染症の知識をまとめて紹介します。

保育士は感染症の知識が必要

なぜ、保育士は感染症の知識が必要なのでしょうか。まずはその点について紹介したいと思います。

保育園の子どもは感染症にかかりやすい

保育園に通う子どもたちは家庭で保育している子どもに比べて感染症にかかりやすいです。保育園では他の子どもたちと触れ合う機会が多いため、他の子からの感染のリスクが高まります。特に0歳~2歳頃は、頻繁に体調を崩しやすいです。しかし、3歳、4歳、5歳と年齢を重ねるにつれ感染する頻度は少なくなっていきます。それは、1度かかった感染症に免疫がつきかかりにくくなることと、身体が強く丈夫になってくるからです。

 

保育中に知識が求められる場面がある

子どもが体調を崩すと、まず保護者に連絡を取り受診をお願いする場面があります。また、嘔吐処理や感染を防ぐために消毒作業なども必要になってきます。そんな時に、病名と感染経路、有効な消毒方法、特徴的な症状などの知識がないと保護者対応もタジタジになりますし、正しい消毒作業もできません。また、インフルエンザやコロナウイルス、アデノウイルスなど登園基準が定められている感染症もあります。保護者との電話対応でいつから登園できるのか?をすぐに答えられることも必要です。

 

このように、子どもは感染症になりやすいことと、保育士として保護者対応をする際や、感染症対策をするために知識が必要になります。看護師が常勤している保育園は頼ることが出来ますが、常勤していない保育園も多いです。それでも、保護者にとっては同じ保育施設ですよね。職員によってバラバラのことを言われると、保護者の不信感にも繋がりますよね。そのため、保育園では感染症マニュアルが作成され職員間でマニュアルに沿って対応することが求められます。

 

最低限覚えるべきこと

保育士が感染症について最低限覚えておかなければいけない点をピックアップしてみます。

①嘔吐処理について
②感染症の病名
③感染経路について
④登園基準について
⑤感染症予防、対策について

こんな感じです。嘔吐処理については、胃腸炎、お腹の風邪、感染性胃腸炎、嘔吐下痢などの診断名を聞くことが多いですが、これらの感染を防ぐために絶対に抑えておかなくてはいけません。嘔吐処理を間違えると自分自身も感染しますし、すごい勢いで感染が広がっていきます・・・・・。

正直、全てを暗記するのは結構大変です。私は、1年目の頃に保護者対応で困った経験があったので、そこから勉強するようになりました。しかし、忘れてしまうこともあるので流行する時期が近づくと確認するようにしています。

また、私の勤める保育園では「保健のしおり」を作成し職員間で共有しています。困った時や分からない時は保健のしおりを確認する習慣を作って置くと安心です。

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保育士向け感染症対策クイズ

保育士が感染症について最低限求められることをクイズにしてみました。文字を読んで覚えるよりもクイズ形式で解いてみるほうが楽しいと思って作りました。現段階では40問。今後問題数を増やしてランダムにしてみようかなと考えています。

私の勤めている園の登園基準になっていますので、保育園によっては違うところもあるかもしれません。基本的には国の感染症ガイドラインに基づいたものになっています。

よかったら腕試しに解いてみてください。

保育士向け感染症クイズ

保育士は感染症の知識が必要 まとめ

保育士は感染症の知識が求められるということが伝わったでしょうか。
私自身が、1年目の頃に躓いたのでおそらく同じような体験をされている方は多いはずです。

また、これから保育士になろうとしている養成校の学生の方々も、先々躓く点なのかもしれません。

そういった方に少しでも参考になれれば幸いです。ぜひクイズを解いて確認してみてくださいね。