保育のアイデア力を高めるコツ5選!保育の質向上にも繋がる!

保育のアイデア力を鍛えたい!そう思ったことはありませんか?

私は常々思っていて、思いついたことを保育の中に活用する方法を模索しています。

保育を勉強していくと、環境作りや子どもとの関わり方など保育士としてのスキルは身についていきますよね。しかし、子どもが遊びたくなるような仕掛けを考えたり、遊びを広げる工夫をしたりなど、アイデアが浮かばない…と感じる場面が出てくるはずです。

私の勤める保育園は、「子ども主体」を大事にしていて子ども1人1人の発達や個性を大事にしています。そのため、職員間の連携も大事にしていて、職員の個性や得意分野を生かしたチーム力も重視しています。

「あの先生は新しいことを良く思いつくな~」「あの先生の保育の広げ方や子どもの遊びの広げ方上手だな」など、アイデアをポンポン出せる人もいれば、型通りの保育からなかなか抜け出せない人もいますよね。

発想力が豊な人に対して、「センスが良い」「特別な人」だと思ってませんか?気になって調べてみると誰でも発想力を磨くことはできるみたいです‼

今回は、この保育のアイデア力がどうやったら身につくのか私なりに考えたり、調べたりしてまとめてみました!

保育のアイデア力を高めるコツ

自分なりに考えたり、調べたりしてみて分かったアイデア力を高めるコツ5つ。

1,発想力はセンスではなく姿勢
2,視野の広さ
3,体験
4,アウトプットする
5,
深ぼり、理解、言語化、整理

1,発想力はセンスではなく姿勢

発想の回路という本に書かれている言葉です。発想力を潰す一番の原因は、「何も思いつかないという思いこみ」で、発想力豊かでいようとし続けることが発想力を磨くために何より重要だと書かれています。

発想力だけでなく、どんな分野でもこうした「姿勢」は絶対必要です。保育でも同じで、子どもたちのために保育を良くしたい!良い環境を作りたい!良い関わり方を身に付けたい!と思っている人は、良い保育をしていますよね。

保育のアイデア力を磨きたい!保育にアイデアを生かしたい!と思っている人は、それだけで「アイデアマン」として一歩リードしているということです。

2,視野の広げる

調べていくと、 「他人におすすめを聞く」 「他者の意見を取り入れる」「自分と違った考え方や捉え方を知る」などの言葉が出てきましたが、まとめると「視野を広げること」が重要です。

私もホントにその通りだと思います。以前勤めていた保育園に発想力が豊かでおもしろい保育をする尊敬する先生がいました。「どうしてそんなにいつも違うことが思いつくんですか?」「保育のアイデアはどうやって思いついてるんですか?」など聞いたことがありますが、その時に教えてもらったことが「アンテナを貼る」です。保育をしている時だけじゃなくて、通勤中や家でテレビを見ている時、雑誌や新聞など色んな場面に、保育に生かせそうなものが存在しているから、それに気づくためにアンテナを貼っておくことが重要だと教えてもらいました。

「発想力を磨く姿勢」と重なる部分がありますが、保育のアイデア力を高める為にアンテナを貼り視野を広く持ち、自分以外の人や物など様々な場面からインプットする習慣を作ることが大事だということですね。

3,体験

「複数のコミュニティーに立場と役割を変えて参加する」ことで、実際に他人の考え方や他の人の立場になって考える事ができるため、新しいことに気づき発想力が磨かれるそうです。視野を広くすることと同じですが、見たり聞いたりする以上に、実際にやってみた方が気づくことも多いと思います。

私も、やったことがないこと、苦手だなと思うことでも、1度やってみる姿勢は大事にしています。「できません」「無理です」「苦手なんで」と突っぱねて避ける人は成長もしませんよね…。自分も学生時代は、好きな事だけをして休みの日には、ゴロゴロするだけという生活スタイルでした。社会人になり、東京に出たことで様々な人に出会ったことで、物事への取り組む姿勢や時間の貴重さ、体験や経験の大事さなどを意識するようになりました。

その期間がなかったと考えるとゾッとします(笑)

保育でも子どもたちが様々なことを体験し、体験の中から学ぶことが大事ですが、それは大人も同じだということです。

4,アウトプットする

4つ目が一番大事かもしれません。1~3まではインプットの話で保育のアイデア力を高めるために吸収するコツについてでした。

「アウトプットなきインプットは無に等しい」

これも、発想の回路という本に書かれた言葉です。頑張ってインプットする術を身に付けても、アウトプットしていなければ意味がないということになりますね。

アウトプットと言われると、急に難しく感じてしまいます💦

でも、この言葉を聞いて思ったことが、東京で出会ったアイデアマンや尊敬できる人たちは、みんなアウトプットしてました。例えば、他人に教えたり、話し合いで意見したり、文章にしたり、パワーポイントで講義したりなど。保育現場でも、お集まりでやってみたり、お誕生日会でやってみたり、行事でやってみたり、アイデアを保育に取り入れ実践する機会がかなり多かったです。

文章にしたり、人前に立って話したりは難易度が高く難しいですが、他人に伝えたり意見したり試しにやってみたりだったらできそうじゃないですか??

保育のアイデアを磨くために、思いついたことを提案する!思いついたことを実際にやってみる!こうした意識を持ってできることからやってみるといいかもしれません。また、保育園全体が新しいアイデアに対して前向きで、意見や提案がしやすい職場作りも大事だということですね。

5,深ぼりして考え、理解する

保育のアイデア力を磨くために大事なコツ5つ目は、深堀して考え、理解することです。

簡単に言い換えると、「人に説明できるくらいに理解する」必要があります。ちょっと難しいですが、保育の七夕会で考えてみましょう。
普段は、七夕の絵本や紙芝居を読んで、子どもたちと一緒に七夕を作るという取り組みをしていたとします。

ここに新しいアイデアを取り入れようとするときに、七夕の意味や由来をちゃんと知らないと、アイデアは浮かびにくいです。

視野を広く持ち、体験を積み重ねても、浅く触る程度では得るものも少ないということでしょうか。「そもそもなんで○○なんだろう?」という疑問をそのままにせずに、深堀していく姿勢が結果的にはアイデア力を高めることに繋がってきます。

私も、保育園に携わり保育の見直しや事務仕事の業務改善などに取り組んできましたが、なんでこの書類が必要なのか?どんな定義があってできたルールなのか?と調べて理解してからでないと、改善するアイデアは浮かびませんでした。時間はかかりますが、ちゃんと理解することで結果的には、改善できたことも多く、人に伝えたり提案したりすることもできるようになったと思っています。

アイデアの出し方

保育のアイデア力を高めるためのコツを5つ紹介しましたが、ついでにアイデアの出し方についても紹介します!

自分に合ったアイデアの出し方があるかもしれませんし、状況によって適切なアイデアの出し方もあるかもしれません。色々な方法を試してみましょう。

ノートを作る

これは私も実践している方法で、アイデアだけでなく、やることリストとして自分がすべきことを書き出しています。

後でやろうと思ったことを忘れてしまうことがあるため、ノートに書くクセをつけました。また、保育中に「あ、これいいかも!!」と気づいたこともすぐに書くと、忘れずに済むためおすすめです。というかノートじゃなくても携帯でもいいのでメモするクセは絶対身に付けた方がいいです(笑)

考えていることを視覚化する

ノートを作ると同じようなことですが、頭の中で考えていることを書き出して目に見える形にする方法です。書き出して、組み合わせたり整理したりすることで、新たなアイデアが浮かんできます。また、アイデアだけでなくやることリストを書き出すことで、何を先にすべきなのか、優先順位も整理でき仕事効率が上がります。

ブレインストーミング

職員間でやってみたい方法です。質よりも量を重視し、アイデアに対する批判や判断はせず自由にアイデアを出し合います。大事なのは、気軽に発言できる雰囲気を作ること。他の人の意見を聞いて、新たなアイデアを生み出すことができるため、職員間で当たり前にできるようになったらいいかもしれません。私の勤める園でも、同じ方法に当てはまると思いますが、気づいたことや困った事、改善したいことなどを付箋に書いてペタペタ張り付けるボードを用意しています。そして、その付箋を見て職員間で話し合う議題にしています。

マインドマップ

これは、まだやったことがありませんが、アイデアを出す方法を調べていると出てきたので紹介します。

マインドマップは、中心テーマを真ん中に描き、中心テーマから放射状に広がるようにキーワードを書き出していく方法です。関連するキーワードをつなげていき、新しいアイデアを見つけることができます。アプリでも見たことがあり、東京でも活用している人は多かったです。

今度やってみようと思います!!

環境を変える

環境を変えることで新たなアイデアが浮かぶことがありますね。自分は海が好きなので眺めたり釣りをしたりする時に、アイデアが浮かぶことがあります。海カフェや公園など、静かな場所や賑やかな場所など、様々な場所を試してみましょう。異なる環境に身を置くことで新たな視点や刺激を受けることができます。

情報収集する

インターネットで検索をしたり、本などを読んだりして関連するものを調べてみる方法です。調べているうちにアイデアが浮かぶことがあったり、アイデアに繋がるヒントに出会えたりします。

休息をとる

集中してもアイデアが浮かばないことがあります。そんな時には、一旦離れるのも効果的です。脳が休まり、新しいアイディアを考える余裕ができます。好きな趣味に没頭することで気持ちをリフレッシュさせてみると良いかもしれません。

アイデアの出し方については、私も実践しているものもあれば調べてみて分かったものもあります。保育園の先生たちとも共有して、取り入れられそうなものは実践してみたいです。

保育のアイデア力を高める5つのコツ まとめ

1,発想力はセンスではなく姿勢
2,視野の広さ
3,体験
4,アウトプットする
5,
深ぼり、理解、言語化、整理
保育のアイデア力を高めるコツについて紹介でした。
保育の中で、子どもたちの遊びや環境構成など、アイデアが必要な場面は沢山あります。アイデアがどんどん出て、子どもも大人も楽しい保育園になれるといいですね!