枝豆の栽培に学童の子たちが挑戦しました。
学童の園庭では色んな野菜を栽培しています。枝豆の栽培に挑戦したい子たちが、毎日せっせと取り組んできた記録です。
枝豆の栽培スタート
学童の園庭では、夏の時期に、トマトやナス、キュウリ、ポップコーンなど栽培していました。
ポップコーンを収穫し、空いたスペースに枝豆を植えることに。
学童の園庭の畑は、木枠を設置し、山から運んできたやイチゴ農家さんから使用済みの土を分けてもらって作っています。
堆肥や石灰を入れて準備を整が整い、ようやく枝豆の苗の植え付けです。
苗はプランターで種から育てたものを使いました。


イチゴ農家に頂いた土はすごくフワフワしています。
大量に同じ種類の雑草が生えてきましたが、引っ張るとちぎれてしまうため、少し掘ってから引っ張らないといけません。
毎日、学校から帰ってきた子どもたちが草取りをしてくれるので助かりました。
枝豆の栽培中の仕事
枝豆の栽培で、苗を植え付けた後にやったことと言えば、
・水やり
・草取り
・害虫駆除
・追肥
これくらいです。
8月に植え付けを行ったので暑い日が続きましたが、弱ることなくグングン育ちます。
キュウリなど他の野菜は、暑さや水不足ですぐに弱っていましたが、枝豆はずっと元気でした。
水やりは、朝 7:30頃と夕方 18:00頃の2回行います。
草取りと害虫駆除は、子どもたちの日課です。
学童の畑には完全無農薬なので、大量の虫がやってきて、「害虫発見!」とカメムシやバッタが捕まります。
学童では、昆虫飼育もおこなっているため、トカゲやヤモリ、カマキリなどのエサを確保するために害虫駆除は毎日行われました。
植物の葉が薄い黄緑色になったら栄養不足のため追肥が必要です。イチゴの土が良いのかずっと濃い緑色の状態で肥料はほとんど与えていません。


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収穫
枝豆の栽培で難しかったのが、この収穫です。
色々と調べましたが、収穫するタイミングが分かりにくい…。
さやがふっくらと膨らみ、さやを押すと中の豆がはっきりわかるようになったら収穫するのが良い
枝豆の収穫時期で検索すると、こんな感じで出てきますが分かりますか?(笑)
もう、私が分からないので子どもたちに任せることにしました。
「枝豆収穫するよ~」
「ハサミと入れるもの持って来て!」そんな声が聞こえます。


枝豆を食べたい!
枝豆は痛むのが早いらしく、収穫後すぐに食べることにしました。
「塩で揉まんばとばい!」
「綿毛取らんばらしい!」
「鍋に水溜めて沸騰させて!」
そんなことを言いながら作業が進んでいきます。
作業的には、ボウルに枝豆を入れ、塩もみ用の塩と水を加えてもむ。
その後、流水で洗い流し、産毛とあくを取り除く。
鍋にたっぷりの水と塩を入れ、沸騰したら3~5分ほど茹でてザルにあげるです。
茹で上がり、調理したメンバーで食べてみました。
「あれ、おいしくない‥‥‥‥」
私も食べましたが、なんか豆感が強くパサパサして味がしない感じでした。
もう一度、塩茹でをし直すと良い感じになりましたが、やっぱりちょっと微妙です。
収穫のタイミングが少し遅かったのかな?


でも、そんなの関係ありません。
「みんな食べていいよ~」と調理をしてくれた子が呼びかけると、すごい勢いでなくなっていきます。
「うっま!」
「やばい、うまい!」
と子どもたちには好評でした。
「グランドに遊びに行ってる人たちにも持って行こう」
全員が食べれるように、わざわざ枝豆をグランドまで届けに行きました。
グランドの子どもたちにも大好評で、あっという間に完食。
2カ月間かけて取り組んできた枝豆の栽培でしたが、食べるのは一瞬でした…。
子どもたちにとっても私たち大人にとっても貴重な体験になりました!
