保育園の保護者に向けた情報発信⑤「道徳性と日本人の誇り」

保育園では毎月、園便りを配布しています。
その中で、保育の意図や育児アドバイスなど、保護者に向けた情報発信のスペースを作りました。
今回のテーマは『道徳性と日本人の誇り』です。

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今回のテーマは『道徳性と日本人の誇り』です。

少し学童の話をさせていただきますが、以前、子どもたちとの関わり方を見つめ直す出来事がありました。バスの中にゴミを捨てる、隠れて食べ物を食べる、車内に落書きをする――そんな行動が見られたのです。その出来事をきっかけに、「子どもたちに大切なことをどう伝えていくべきか」を職員間で改めて考えました。

これは学童だけの話ではなく、今の社会全体にも通じる部分があるように思います。便利な時代になった一方で、「自分がよければいい」という風潮も強まっているのではないでしょうか。日本には昔から、「お互い様」「助け合い」「おもてなし」といった、相手を思いやる文化があります。周囲への配慮や礼儀を大切にする日本人の姿は海外から評価されることも多く、私たちが次の世代へ受け継いでいきたい大切な文化の一つです。

保育園や学童では、子どもの主体性を大切にしながら、子ども同士の関わりも重視しています。乳幼児期からさまざまな友だちと関わる中で、嬉しかった経験、悲しかった経験、時には思い通りにならない経験などを積み重ねながら、少しずつ相手の気持ちに気づき、思いやりの心が育っていきます。

また、私たちは「ただ叱る」のではなく、「なぜその行動がよくなかったのか」を丁寧に伝えることを大切にしています。人を傷つける行為や社会のルールを守ることについては、大人がきちんと伝えていくことも必要です。その積み重ねが、善悪を判断する力や道徳性につながっていくと考えています。

子どもたちの健やかな成長のためには、園とご家庭が同じ方向を向きながら関わっていくことが何より大切です。これからも保護者の皆さまと一緒に、子どもたちの思いやりの心や社会性を育んでいけたらと思っています。

2026年9月 園頼り掲載