保育園の保護者に向けた情報発信③「メリハリの大切さ」

保育園では毎月、園便りを配布しています。
その中で、保育の意図や育児アドバイスなど、保護者に向けた情報発信のスペースを作りました。
今回のテーマは『メリハリの大切さ』です。

―――――――――――――――

今回のテーマは、「メリハリ」です。これまで当園の方針についてご紹介してきましたが、今回は子どもとの関わり方に少し視点をあててお伝えしたいと思います。
「メリハリ」は、子どもと関わるうえでとても大切なポイントです。
保育士も日々の経験を重ねる中で、その大切さに気付き、少しずつ身につけていきます。
イメージしやすいように例を挙げてみると、「話を聞いてくれない」「気持ちの切り替えが難しい」といった姿に、困った経験はないでしょうか。

実は、こうした場面にも「メリハリ」が関係していることがあります。
保育園では、朝や夕方のお集まりの時間に、子どもたちに向けてお話をする機会がありますが、その際「これから大事なお話をします」と声をかけてから始めたり、絵本や手遊びで注目を集めてから話し始めたりと、さまざまな工夫をしています。
周りがざわざわしている中で話し始めても、なかなか子どもたちの心には届きません。
「今はお話を聞く時間」という切り替え、『メリハリ』が大切になります。

また、叱り方についても同じことが言えます。「これはしてはいけないことなんだ」と分かりやすく伝えることも大切ですが、叱られることばかりが続いたり、反対にまったく叱られない状態になってしまったりすると、メリハリが感じにくくなってしまいます。

食事の場面でも同様で、おもちゃが近くにあったり、遊びながら食べたり、動画を見ながら食べたりする状況が続くと、「食事の時間」としてのメリハリがつきにくくなります。少し難しく感じる内容かもしれませんが、「メリハリがあるかな?」という視点で日々の関わりや環境を見てみると、新しい気づきがあるかもしれません。

とはいえ、お仕事と子育ての両立は本当に大変なことと思います。
時には「園で頑張っているから大丈夫」と、少しゆったり見守ることも、子どもにとっても保護者の皆様にとっても大切です。これからも園とご家庭で協力しながら、子どもたちの成長を一緒に見守っていけたらと思います。

2026年7月 園便り掲載