ドクターストーンというアニメを知っていますか?
簡単に説明すると、科学が大好きな少年の物語です。あるアクシデントをきっかけに現代人が石器時代の文明レベルの中で、科学の知識をフル活用して、暮らしを豊かにしたり敵と戦ったりするようなストーリーになっています。
私の勤めている学童の保育方法は、クエストという保育方法で、子どもたち1人1人の興味を引き出し、子どもたちが自分で試行錯誤しながら自主的に活動するような保育です。
クエストという保育方法については、別記事にまとめていますので、ぜひそちらから読んでいただけると嬉しいです。
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このクエストの中にドクターストーンをうまく取り入れることで、科学遊び、STEM教育が実践できるのではないかと考えています。まだ、実現できていませんがワクワクしています。
今回は、実践報告というよりも計画の段階の記事です。
ドクターストーンから得るヒント
ドクターストーンは、素材名の紹介や、ものの仕組み、ものを作り出す手順などが紹介されていて、アニメを見ながら大人でも初めて知るような内容が多いです。
例えば、レコードの仕組み、無線機の仕組みなど意外と自作できるんじゃないかと思ってしまいます。時には、自作手順の工程表のようなものも出てくるため、それに沿って素材を集め、作っていけばできるのかもしれません。
また、私たちの身の回りにあるものの原料についてや、代用品についても書かれている場面があり、そのまま真似するのも面白そうだと思っています。
学童に取り入れる方法
科学的な遊び、STEM遊びなどに興味を持ってほしいと思っているため、楽しく熱中して取り組めるようにしたいです。
いきなり難しいのことに挑戦させるのではなく、「あ、これできるんじゃない?」と子どもの方から提案するような持って行き方が理想だと思います。
そこでまずは、身の回りにある素材を集めるところから始めたいです。
素材集め
クエストを使えば、「砂鉄を集めてみよう」「様々な種類の石を集めてみよう」「植物の種を集めてみよう」などすぐにでもできそうです。そうやって集めた素材を保管していくことが第一ステップだと思います。
集まった素材を組み合わせて作る体験
簡単なもので言えば、どんぐり独楽のような物からでもいいのかもしれません。どんぐりと木の枝でできますよね。
また、「大人が○○を手作りしてみよう(上級者向け)」などのクエストを作って作り方の手順まで掲示してもいいのかもしれません。そうした体験を積み重ねるうちに、「これもできそう」「○○は作れないかな?」など提案してくれそうです。
電化製品などの解体や素材集め
身の回りの素材集めは、始めのうちは自然物ばかりになると思います。慣れてきて保管場所の確保や子どもたちの遊び方が落ち着いてきたら、不要な電化製品の解体なども面白そうです。ネジやバネ、モーターなども部品として再利用できるかもしれませんし、ものの構造を知ることができます。
そして集まった部品から、新しく何かを作り出せれば面白いですよね。
発明や設計
上記のような体験を繰り返していくうちに、自ら生み出すこともできるかもしれません。頭の中でイメージするだけでなく、紙に書き出していくことで記録が残ります。もしかすると、子どもながらの発想力から新しい発明が生まれるかもしれません。
ドクターストーンを流行らせる
こんな感じで、学童の職員さんと話をしていましたが、一番手っ取り早いのが子どもたちにドクターストーンを知ってもらい流行らせることです。一番導入しやすいと思います。
そして、ドクターストーン風のクエストを作るだけで、子どもたちの興味は引き付けられるだろうと話していました。
今はまだ計画段階ですが、こんなことを考えるとワクワクします。
そして、計画を立てるためにドクターストーンのアニメを見直しています。
なんといっても、保育で大切なことは大人自身が色んなことに興味を持ち、大人が楽しんで取り組むことが大事ですよね。
今回は、簡単な内容になりましたが、そのうち実践報告もできればと思っています。