学童支援員とはどんな仕事?保育実践と一緒に詳しく紹介!

学童支援員とはどんな仕事なんだろう?

学童保育の需要が高まっている現代、学童支援員の仕事に興味を持つ人も増えたのではないでしょうか。

小学生を預かる仕事というイメージはあるけど、実際にどんなことをしているのかは分からないといった方が多いかもしれません。

そこで、学童支援員の仕事内容について紹介してみようと思います。

学童支援員の仕事

そもそも学童保育とは、小学生が学校から帰宅後に保育をする人がいない家庭の支援事業で、国の補助金を基に運営しています。
そのため、補助金の申請や申告などの事務的な業務も必要です。

そして、小学生を保育する時間や保護者との連絡や対応なども必要になってきます。
中には、学童の送迎バスを運行しているところもありますので、送迎バスの運転も業務に含まれる可能性もありますね。

すごく簡単に紹介すると、学童支援員の仕事はこんな感じです。

なかなかイメージしにくいと思いますので、私の勤めている学童保育の普段の流れに沿って紹介していきます。

 

学童支援員の1日(平日)

学童支援員の業務

〇保護者や小学校からの連絡対応

⇒学童利用の有無、お迎えの時間、小学校での出来事など連絡の対応は結構大変です。
私の勤めている学童では、LINEを活用していますが通知があったらすぐ返信するために常に携帯を持つ人を決めています。

〇登園チェック

⇒だれが学童に登園しているのか?無事にたどり着いたのかを把握するためにも帰ってきた子たちのチェックは欠かせません。

〇おやつ

⇒帰ってきた子どもたちには必ずおやつを用意しています。手作りおやつや果物、お菓子など日によって様々です。アレルギーの有無や在庫確認や発注などの業務も毎日行っています。

〇宿題・勉強

⇒小学校からの宿題をする時間です。基本的に自分でやるようにしていますが、サポートが必要な子には個別に対応します。
勉強に集中したい子どもたちのために、遊びよりも学習を優先的に行える空間を用意するなどの工夫が必要です。

〇生活・遊び

⇒宿題が済んだ子どもたちは、学童内で過ごします。学童は生活と遊びの場であるため読書や玩具遊び、外遊びなどなど各々がやりたいことをして過ごす時間です。ただし、集団生活の場であるため、一定のルールを守りながら全員が落ち着いて過ごせる環境を整えなくてはいけません。そのためには、何をして過ごすか?の選択肢が十分にあり、集団生活の中で守るべきルールが分かりやすく明確に定められている必要があります。

〇順次降園

⇒保護者がお迎えに来た子どもから順番に降園していきます。お迎えが来たら子どもを呼び、帰り支度を済ませ、保護者への伝達事項を伝えることが必要です。子どものケガやトラブル、気になる行動など伝えるべきことを確実に伝達することが大事になります。

〇施設内清掃

⇒大勢の子どもたちが利用する場ですので、洗面所やトイレ、床、玄関などを清潔に保つ必要があります。また、感染症対策も必要になりますので、感染症への知識や対策マニュアルなどの策定などが必要です。

〇事務処理

⇒学童の事務処理は、補助金関係に必要な書類が主になります。例えば、行政からのメールチェックや出席簿、出勤簿、日誌など。それに加えて保育料の徴収手続きや保険の手続き、業者との手続き、現金管理などなど…意外と大変です。

 

子ども相手の業務ですので、常に同時進行で子どもの動きに合わせて行わなくてはいけません。
基本的に学童1支援につき、2名以上の大人が勤務していますが大人の連携が重要になります。保護者対応をしている間は、室内全体をもう一人が見るといったカバーリングです。そうした連携がとれるように役割分担をしたり、情報共有の徹底に努めたりと業務以外の部分の工夫と改善は必須になります。

 

学童支援員の1日(土曜、長期休み)

業務的には、平日と大差ありませんが、開所時間が長いため朝から夕方まで子どもたちと過ごすことになります。
普段はない午前中の過ごし方や昼食、職員の入れ替わりなどが大きな違いでしょうか。

私の勤めている学童では、朝10時頃に子どもたち全員が集まり、人数確認や1日の活動決めなどを行う時間を設定しています。
例えば、午前中に「散歩に行きたい」「サッカーをみんなでやりたい」「カードゲームをみんなでやりたい」など意見を出し合い、参加を呼び掛けたり、優先的にスペースを使わせてほしいとお願いしたりする時間になっています。

また、行事やイベントなどは土曜日や夏休み、冬休みなど長期休みに行ないます。
行事は大人が行うのではなく、子どもたちが企画や準備を行うような仕組みを作りました。

行事やイベントでの私たち学童支援員は、子どもが行き詰ったときにヒントになるようなサポートをしたり、必要な備品を調達したりするのが役割です。いかに子どもたちだけで協議し合いながら取り組めるかという所に重きを置いて陰ながらサポートしています。

 

学童支援員の質の高さ

学童支援員の仕事内容について紹介してきましたが、最後に少しだけ学童支援員の質の高さについてです。

学童支援員とは、世間一般的に子どもを預かるだけといったイメージがあるかもしれません。
しかし、学童クラブの運営指針には、保育士や教師に求められることが記載されています。子どもの成長に必要な環境を作り、学びに繋がるような子どもとの関わり方や保護者支援が求められているのです。

第一に子どもの安全の確保が大事ですが、日々の生活や遊びの中で子どもたちの学びに繋がる取り組みを考え、実現していけるよう努めることが学童支援員として大切な心構えだと思っています。